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プレスリリース

Ares Management、日本において初の 24 億ドルのデータセンター開発ファンドを設立

2025年6月11日

ニューヨーク – 2025 年 6 月 11 日 – 世界的なオルタナティブ投資運用会社である Ares Management Corporation(NYSE:ARES)(以下「Ares」)は本日、データセンター投資および開発に特化した初のファンドとなる「Japan DC Partners I LP(以下「JDC I」または「当ファンド」)」の資金調達を完了しましたことをお知らせいたします。総額約 24 億米ドル(3,500 億円)のエクイティコミットメントを得た当ファンドにより、Ares は日本における最大級のデータセンター投資家となり、クラウドや人工知能の分野で急速に高まる需要に対応するための多額の資金を確保いたします。

JDC I は、世界有数のデータセンターハブである東京圏において、3 つのデータセンターキャンパスの開発に投資します。これらのキャンパスは、合計で約 240 MW の IT 負荷を提供することが見込まれています。これらの開発資産には、再生可能エネルギーを活用した電力供給システムや主要な水効率基準に準拠した冷却システムなど、厳格な持続可能性基準が組み込まれます。

当ファンドのキャンパスは、Ada Infrastructure(以下「Ada」)が開発・運営を行います。Ada は、Ares が GCP International 取引の一環として買収したグローバルなデータセンタープラットフォームであり、Ares に垂直統合されています。Ada は、世界各地の 70 名を超える専門家のチームによって支えられ、複雑なデータセンタープロジェクトの遂行において深い専門知識を提供しています。

Ares は、日本のデータセンター業界には多くの投資機会があると想定しています。例えば、安全なパイプラインの運営や、デジタルインフラと気候インフラに関する広範な能力のシナジー効果などにより、長期的な開発を支援できると見込んでいます。また、Ares は、日本における既存の現地基盤、特に物流不動産分野における豊富な土地調達の実績と、主要なビジネスパートナーや地域関係者との強固な関係が、当プラットフォームのデータセンター拡張を支えていくものと考えています。

カナダ年金制度投資委員会(以下「CPP Investments」)は、当ファンドの機関投資家の 1 つとして、約 13 億米ドル(約 1,930 億円)のエクイティコミットメントを行っています。CPP Investments は、シンガポールを拠点とする新経済分野に特化したグローバル投資会社である GLP Pte Ltd(以下「GLP」)を含む他の大手機関投資家と共に参画しました。GLP は、2025 年 3 月 1 日に Ares が GCP International を買収する前の時点で、GCP International の最大株主でした。現在も、Ares が管理する投資を含む、主要な国際市場におけるデジタルインフラ資産を保有しています。

「この度の成果は、Ares と GCP International の統合プラットフォームが日本の新経済分野にもたらす先駆的な投資と開発能力を示すものです。CPP Investments を含むファンドの投資家の皆様からの多大なご支援に感謝しています」と、Ares の共同代表であるブレア・ジェイコブソンは述べています。「AI とクラウドコンピューティング技術の採用が拡大する中、日本はグローバルなデータセンターエコシステムの主要市場として位置付けられており、Ares は今回の資本調達によって供給不足を解消できると考えています。今後の要となる資産の導入を進めるにあたり、主要なデータセンター顧客との長年の関係性と、信頼できる管理者としてこれらの資産を扱ってきた実績が、魅力的なリスク調整後リターンの創出を目指す上で、私たちに大きな優位性をもたらすと確信しています」

「アジア太平洋地域におけるデータセンターの需要は、データ処理と消費の増加に伴い、引き続き拡大しています」と、CPP Investments のシニアマネージングディレクター兼グローバル不動産部門責任者であるマックス・ビアゴシュは述べています。「アジア最大のデータセンター市場の一角を占める日本は、アジアと北米を結ぶ重要な接続拠点として機能し、効率的なデータ転送を可能にしています。当ファンドへのコミットメントは、当社のグローバルデータセンター戦略をさらに推進し、CPP の拠出者および受益者に対し、魅力的なリスク調整後リターンを提供することにつながると考えています」

Ares Management Corporation について

Ares Management Corporation(NYSE:ARES)は、信用、不動産、プライベートエクイティ、インフラ資産クラスにおいて、クライアントに補完的な一次および二次投資ソリューションを提供する、世界有数のオルタナティブ投資運用会社です。当社は、企業を支援し、利害関係者および地域社会における価値創造に貢献するため、柔軟な資金提供を提供することを目指しています。当社の複数の投資部門が連携することで、市場サイクルを通じて一貫した魅力的な投資リターンを生み出していきます。2025 年 3 月 31 日時点で、Ares Management Corporation のグローバルプラットフォームは、北米、南米、欧州、アジア太平洋、中東で事業を展開し、約 5460 億ドルの資産を運用しています。詳細については、www.aresmgmt.com をご覧ください。

CPP Investments について

カナダ年金制度投資委員会(CPP Investments™)は、カナダ年金制度の 2,200 万人を超える加入者および受給者の利益を最優先に、同ファンドの運用を専門的に行う投資管理機関です。多様な資産ポートフォリオを構築するため、世界中の公開株式、非公開株式、不動産、インフラ、および債権への投資を行っています。本社をトロントに置き、香港、ロンドン、ムンバイ、ニューヨーク市、サンフランシスコ、サンパウロ、シドニーにオフィスを構える CPP Investments は、カナダ年金制度および政府から独立して運営、管理されています。2025 年 3 月 31 日時点で、ファンドの総額は 7,144 億カナダドルとなっています。詳細については、www.cppinvestments.com をご覧ください。または、LinkedInInstagram、または X(@CPPInvestments)でフォローしてください。

連絡先

Ares

メディア:

プリシラ・ローニー | ジェイコブ・シルバー

[email protected]

投資者:

グレッグ・メイソン | カール・ドレイク

[email protected]

CPP Investments

メディア:

コニー・リン

[email protected]